ジョージアの歴史は古い
世界最古のぶどうワインを有するジョージア。
その歴史は古く、約180万年前の化石人類の一種のホモ・ゲオルギクス(Homo georgicus)の化石が発掘されたことからユーラシアの人類拡散に役割を担った地であると言われていたりするそう。
昔からあったジョージアワインが何故注目を浴びなかった??
ジョージアは下記のような戦争や周辺国の征服が昔から続き、近年の独立まで、ジョージアワインが世に出回ることはあまりありませんでした。
- ペルシャ支配
- ローマ支配
- 東ローマ治下・ペルシャ支配によりジョージア国内の東西対立
- ムスリム征服
- セルジューク朝征服
- 東ローマ再征服
- モンゴル帝国征服
- 無政府期
- サファヴィー朝征服
- オスマン帝国征服
- ロシア帝国時代
- ソ連時代
- ロシア−グルジア戦争
その後の独立を経て、ユネスコ世界無形文化遺産に2013年に認定されたことがきっかけで注目を浴びるようになりました。
【ユネスコ世界無形文化遺産】
2013年12月にユネスコ世界無形文化遺産に、ジョージアに古く8000年前から受け継がれている伝統的なワインの製法「クヴェヴリ」が登録されました。
この出来事をきっかけに、世界中から今このクヴェヴリ製法が注目を浴びています。
土で作られた甕(かめ)を土の中に埋め、その中でワインを熟成させるという製法です。
このクヴェヴリでワインを造ると、微量の酵素がワインの中に供給され、その効果でポリフェノールが通常のワインの10倍とも言われる良質のワインに仕上がります。
また、BIOワインですので、頭が痛くなるという事がありません。
それもまた、ワイン通に好まれる大きな要因となっています。
今、ヨーロッパのワイン醸造家もジョージアのワイナリーにその製法を学びに足を運んでいます。